2015.12.01 UP

吉岡さとる&Hermina Nedelescu.PhD the universe of the brain

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会期:
2015年12月5日(土) - 12月27日(日) ※12月28日(月) - 1月5日(火)は冬期休業
主催:
共催:gallery COEXIST-TOKYO、ラディウム-レントゲンヴェルケ
時間:
11:00 - 19:00 月曜休廊 ※最終日は17:00まで

画像左:「我々の中に、宇宙が存在するのか?」2013年
科学サポート:ゴードン・アーバスノット教授、OIST

吉岡さとるは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の神経科学研究ユニット協力のもと、2013 年よりHermina Nedelescu.PhD(ヘルミナ・ネデレスク)氏と協同で、電子顕微鏡で得られた実験用マウスの脳内データを撮影している。

闇の中に浮かぶ極彩色の神経細胞を見て、彼はこれを宇宙空間で起こった神秘現象のようだと考えた。

「宇宙の誕生無しには我々は存在しない、つまり我々は宇宙の一部である。だからその我々の中に宇宙が存在してもおかしくない。」そう語る吉岡は、無数の神経細胞が星のように煌めく体内の小宇宙を、レンズを通じて映し出す。

以前より、高エネルギー物理学研究所 ( 加速器施設 ) を各国で撮影してきた彼は、なぜ宇宙が誕生したのかという疑問に対し、必死で解き明かそうとする研究施設があることに希望を感じたという。同時に、この研究は生命誕生の謎に迫るものでもある。

吉岡の作品は、ただ科学技術の発達を賛美するものでもなく、またマシンそのものの美しさを誇示するものでもない。「何故、我々は存在するのか?」という人類普遍ともいえるテーマにに立ち向かい、現れた美を写真家の視点で切り取るのだ。

本展では、Hermina Nedelescu.PhD氏の協力のもと撮影することの出来た脳神経の写真や映像の新作、さらに世界各国の加速器施設を撮影したこれまでの作品をご紹介する。あらゆる学問・文化はこの究極の謎へのアプローチに他ならないし、加速器による研究も、脳の神経細胞に関する研究も、そして目の前の世界に美を見出し写真におさめる行為もまた、人類の存在意義を問うための営みの一環となるだろう。

この究極までの美を探る展覧会に、ぜひご期待いただきたい。

12月5日(土) オープニングイベント 「CLUB Roentgen」 開催
開催時間 :   19:00 – 21:00
会   場 :   gallery COEXIST-TOKYO
出 演 者   :  吉岡さとる、Hermina Nedelescu. PhD、DJ親方(池内務)、DJ Lihito
入 場 料   :  500円 (1drink+料理家Makoの美味しいパーティーフード付)  ※ 高校生以下無料

 

■吉岡さとる /  Satoru Yoshioka  写真家

1963
高知県高知市生まれ
1996
アメリカ合衆国カリフォルニア州立パロマーカレッジ写真学科卒業
2001
卓越した能力を持つ外国人、写真家としてアメリカ合衆国永住権(E11 ビザ)所得
2007
高知県高知市にて活動をスタート
2008
ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・フォトグラフィより、2008 年度ベスト科学写真家に選定される
SLAC today スタンフォード大学発行、新聞記事掲載
2009
「写真家吉岡悟氏が撮影したSPring-8 の美」 高輝度光科学研究センター(播磨)
2010
レクチャー: アートと科学 / 芸術家の目線からの科学や研究について  総合研究大学院大学
2011
TAIWAN PHOTO 2011 (Photo Classic)
「吉岡さとる作品集#1」刊行(PPrP) 東京都写真美術館図書室収蔵
2012
「 何故、我々は存在するのか?」 沖縄科学技術大学院大学
ScienceBar in TAKAMATSU 参加
2013
「土佐和紙とプラチナプリント/ オルタナティブプロセス:新たな価値創造への試み」いの町紙の博物館(高知)
日本写真年鑑2013 のインタビュー特集「2012 この人」
2014
「Sciencescape -科学が押し開く新しい風景-」 瑞雲庵 (京都)
「メカ・メカ」 ラディウム – レントゲンヴェルケ (東京)
「何故、我々は存在するのか?」 新宿ニコンサロン(東京)
「平成25 年度新収蔵作品展」高知県立美術館(高知)
ART OSAKA 2015 ( ラディウム – レントゲンヴェルケ) 出品

吉岡さとるホームページ http://www.sypi.com/

■ヘルミナ・ネデレスク / Hermina Nedelescu.PhD 神経学者

2014年アントワープ大学より博士号取得(指導教官ゴードン・アーバスノット教授 OIST、Dirk Snyders教授 アントワープ大学、Chiye Aoki NYU)、2015年からは東京医科歯科大学での日本学術振興会/ 研究員。彼女の研究目的は、小脳内の運動学習の獲得を支配する細胞および分子事業を理解すること。発達中の神経の構造的可塑性を調査し、それがモーター制御の洗練に関与するかを調べている。
また、学習した運動タスクがニューラルネットワークにおける細胞レベルでの変化を誘導するかについて現在関心が高い。

Thank you toGordon ArbuthnottMarie Curie ActionsJapan Society for the Promotion of ScienceOIST Common Resources

ヘルミナ・ネデレスク ホームページ http://www.herminanatomy.com/#!cv/c1qta

 

 

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「Cometes」 Archival Pigment Print 100x 74.5cm