2014.08.01 UP

“I am there” 小沢裕子/伊佐治雄悟

756_isaji_ozawa
会期:
2014.8.9 sat - 9.7 sun
企画:
galley COEXIST-TOKYO
入場料:
無料
主催:
株式会社ZEエナジー
時間:
11:00 - 19:00

 

この度、gallery COEXIST-TOKYOでは、美術家の小沢裕子(おざわ・ゆうこ)と伊佐治雄悟(いさじ・ゆうご)との二人展を開催する運びとなりました。
“I am there” -このタイトルは、理論物理学者をモチーフにした、以下のようなジョークから引用したものです。

二人の理論物理学者が登山中に道に迷いました。そのうちのひとりが地図を広げ、しばらくして言いました。
「君、向こうの山が見えるかい?」
「ええ、見えますよ」
「理論上、我々はあの山にいるようだ」

現実に起こりうる既知や未知の現象をシュミレーションする手段でありながら、あまりにも複雑な理論物理学を皮肉ったこのジョークには、頭の中で距離や時間を無視してしまう人間の奇癖が見え隠れしています。

近代的な国家社会は、人が神という不過視の精神世界から離れ、事物や現象のメカニズムを解き明かすことで導き出された整合性のある科学的根拠を礎に形成されてきました。こういった科学的見解を求める論理思考は一人称、二人称、三人称を明確にすること、つまり主語とその対象物の関係性を一度乖離することから出発しています。

しかし、さらなる科学技術の発展を迎えた今日、私たちはこの「整合性」が全てを明快に解き明かすものではないことに気づきつつあります。「私」は明確に他者と分離されたものではなく、他者との繋がりのなかで形成されて行く、他者の経験さえそれとは感知されないまま「私」の経験にすり替わって行くのではないか、と。

本来そうあると私たちが信じ込んでいる世界の姿が、案外そうではないのかもしれないと気づいた時、自嘲気味に笑いが込み上げてくる、そんな経験がみなさんにもあるのではないでしょうか?

本展では、そんなふうに思わず「くすり」と笑ってしまうような作品を発表してきた二人の作家をご紹介します。

小沢裕子は、映像や、文字と写真を組み合わせた作品を制作しています。小沢自身がテレビを観ている時に感じているように、彼女の作品の鑑賞者は画面越しに「無名の傍観者」となり、彼女が創り出す、わたし/彼/あなた、の立ち位置が曖昧な世界に引き込まれます。

一方、伊佐治雄悟は、現実に起こり得ないような現象を彫刻作品に落とし込み、目の前に提示することで、現実には起こらなかったはずの世界を想像する事を求めています。今回の出品作である割れた器の内と外をわざわざ逆に金継ぎした作品は、物事を追求すると現実離れした結論を導きだす先の理論物理学者のジョークを思わせます。

まったく表現方法の異なる二人の作家ですが、その根底には本来“そうである”とされている姿をほんの少しずらすことで既成概念に揺さぶりをかけるという共通点があります。二人の新鮮かつシニカルな視点を本展にてぜひご高覧ください。

オープニングレセプション 8月9日(土)17:00 – 19:00

小沢裕子「Who I Am」2014 映像 3:23

小沢裕子「Who I Am」2014 映像 3:23

 

 

 

 

 

 

 

 

伊佐治雄悟「cup」2014 陶器のおちょこ、金継 撮影:細川葉子

伊佐治雄悟「cup」2014 陶器のおちょこ、金継 撮影:細川葉子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小沢裕子 ozawa yuko
1984 千葉県生まれ
2009 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了
【おもな展示】
2014 「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.04 リアルをめぐって」高松市美術館/香川
2014 「父と母/Father

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and Mother」TALION GALLERY/東京
2014 「sound mind sound body」小金井アートスポット シャトー2F/東京
2012 「世界と孤独」日本橋高島屋美術画廊X/東京
2012 「それはあります、そして、唯一の私は世界ですか?」 Art Center Ongoing /東京
2012 「ある小話/作家ドラフト2012」京都芸術センター/京都
2010 「群馬青年ビエンナーレ2010」群馬県立近代美術館/群馬
2008 「群馬青年ビエンナーレ2008」群馬県立近代美術館/群馬
2007 「武蔵野美術大学造形学部卒業制作優秀作品展」武蔵野美術大学/東京
2006 「ForRent!ForTalent!2」三菱地所アルティアム/福岡

伊佐治雄悟 isaji yugo
1985 岐阜県出身
2008 多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業
2011 台北市と横浜市の芸術家交流事業に選出。台北で滞在制作を行う。
2011 台中市、stock 20にて滞在制作を行う。
【おもな個展】
2014 「イサジパターン2」 Art Center Ongoing/東京
2013 「そういうテクノロジー」gallery Coexist-Tokyo/東京
2011 「後日常」Stock20/台中
2011 「イサジパターン」Art Center Ongoing/東京
2011 「Isaji solo exhibition」一年画廊/台北
【おもなグループ展】
2013 「CONSTELLATIONS」BLANC GALLERY/ケソン/フィリピン
2013 「的のその先」アキバタマビ21/東京
2012 「黄金町バザール2012」黄金町/横浜
2011 「Art Supply I」台北芸術村/台北